AO入試とは、学力以外の特別な能力があり、社会に還元できている人が受験することのできる制度です。
AO入試は推薦入試と少し似ているようですが、推薦入試が一部の大学を除いては出身高校の校長の推薦が必須であることに対し、AO入試は他人の力を借りることなく自分自身で能力を大学側にアピールします。
AO入試のAOとはアドミッションズ・オフィスの略で、アメリカが取り入れていた入試の仕組みを日本が導入した形となっていますが、日本ではAO入試の規定が特にないため、各大学がそれぞれの仕組みを実施しています。
例えば、オープンキャンパスを開催した時に面接を行ったり、レポート作成、研究や実技の発表など、推薦入試の面接や小論文とは差別化されている所が多いです。
中には学力検査をする大学もありますが、AO入試は個性的でバイタリティにあふれた人材を発掘することを目的としているため、自分の長所や持ち味をどれだけ試験官に伝えることができるかが最重要となります。
AO入試の仕組みは、他者のサポートを得られない上に、日本ならではの横並び意識では意味がないため、大学の情報をしっかり把握した上で、自分という人間についても客観的な視点でよく理解しておくことが求められます。
AO入試は8月1日以降の受付ではありますが、早い所は春から募集告知をしているので、わずかな情報も逃さないようにすることがAO入試の合格につながります。
ただ、自分の学力とあまりにかけ離れた大学を選択すると、無事合格できても入学してから授業についてゆけないというケースもあります。
学力検査がなくても自分に適した学校のAO入試を受けましょう。