併願校の選び方は、受験の結果を左右する重要なものなので、
慎重に行わなければなりません。
例えば、同じ傾向の学科を併願する場合、国公立であればすべての志望校を統一して、私立の大学を混ぜるのはやめておいた方が賢明です。
国公立はすべての教科を受験しなければいけませんが、私立の大学は専門分野の教科を2つから3つ選択するという方式であるため、勉強する上での重点の置き方が違ってきます。
国公立のために苦手な分野を特に頑張るような勉強方法を行っていると、専門分野の教科の高得点を重視する私立の受験には不利となりやすいので、必ず統一してください。
また、国公立・私立のどちらか一方のみの併願校を決めているにしても、専門分野が異なる場合は、特に私立の受験においては得点を伸ばしたい教科が別のものになるので、集中して勉強することができなくなる恐れがあります。
偏差値や立地などで併願校を決めると、このような事態に陥りやすいので、あくまでも自分がどのようなことを大学で学びたいかという意識を明確に持ちましょう。
併願校は個別の大学だけでなく、同じ大学の別の学科でも志望することが可能な所もあり、似ている分野の学科である場合は問題のない選び方です。
ただ、各学科があらかじめ別の受験日に設定されている場合であればよいですが、2次試験や3次試験という形で併願を募集している大学もあります。この場合は後になるほど定員数が少なくなり倍率も高くなるため、ハードルも上がります。
志望する際はよく確認して下さい。